現実を回す人と、内側の景色を見ている人。最初は互いに欠けたものを持っているように見えます。噛み合わなさが出てくるのは、同じ家で時間を使いはじめてからです。
ESTJとINFPの相性まとめ(恋愛・仕事・友達)
ESTJ×INFPは、16の関係のうち「葛藤」。強く惹かれて、近づくほど加減が要る。
恋愛理想に見えた最初の数か月と、同居後は別物だと知っておくと保ちます。仕事ESTJが実務、INFPが着想と検証。INFPに実務を頼まない。友達・会話こちらは結論と手段、相手は感覚と気配。INFPの長い話を、ESTJは盗まれた時間として数えています。
INFP×ESTJと書いても同じ組み合わせです。16Personalitiesの愛称でいえば「幹部」と「仲介者」。
ESTJのページINFPのページ
最初は、理想に見える
INFPは優しく、洗練されていて、気持ちを分かってくれる人に見えます。ESTJは強くて有能で、守ってくれる人に見える。どちらも最初は相手を理想だと思い、この見誤りが観察された例のほぼ全部に共通しています。
INFPは競ってこないので、走り続けているESTJはこの人の前でだけ肩の力が抜けます。INFPにとってESTJは、曖昧なままだったことを形にしてくれる人です。
最初の数か月はこの見え方のまま進み、同居して時間の使い方が絡んだところから変わります。
合わなさは、同じ家で時間を使いはじめてから出ます。
時間と、義務と、自尊心
ESTJはいつも急いでいる。INFPはその時間を長い会話と終わらない質問で使う。ESTJには盗まれた時間に見え、INFPには聞く時間もなく批判が先に来る相手に見えます。
INFPは権利を取り、義務をESTJに移します。ESTJは引き受け、取り戻し、また移される。往復のたびに恨みが積もる。心配の形をした言葉の中の冷たさを、ESTJは見分けるのが遅い。
終わり方はINFPが決めます。何年かかけて備え、自分の時期に出て、鍵は持ったまま。INFPの側の言い分はこうです。この人は銀のスプーンのほうを人の魂より大事にしている。
お互いから、どう見えているか
ESTJ → INFP感受性は豊かだが、動かない
こちらが見落としている層を見ている。判断の材料としては、後から効いてくることが多い。
ただ、頼んだことが違う形で返ってきます。お金も、物も。
そして、こちらの自尊心に触ってきます。心配の形で。
INFP → ESTJ回せるが、測られる
現実を動かせる人です。曖昧だったことが、この人の手にかかると形になります。
一方で、いつも急いでいる。同情より先に、批判が来る。
それと、物のほうを人より大事にしているように見える。
観察で記録されていること
- SCENE 01マットレスを買いに行って
ESTJが頼んだマットレスの代わりに、INFPが高いバスローブを買って帰った例。理由は「あなたに捨てられたときのために備えている」。塗りたてのドアにフックを曲がって付け、二度と頼まれないようにする、という観察もあります。
- SCENE 02守っているのは、私だけ
仕事で評価されているESTJに、INFPが「みんなあなたを嫌っている。守っているのは私だけ」と言い続けた例。ESTJは専門を変えようとまで考えた、と記録されています。
- SCENE 03十四年耐えて
十四年耐えたESTJの例。別居後もINFPは鍵を持って入り、家具を持ち出した。妻が呼吸困難になった最中に髪を整えてから医者を呼んだ夫の例も記録されています。
記録に残る二人
ジャン=バティスト・コルベール(LSE)× ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(IEI)
型の判定: 二人とも、公開されている複数の判定で一致している型
詩人の庇護者フーケを失脚させたのは財務総監コルベール。詩人は庇護者のために哀歌を書き、王に赦しを乞うた。コルベールは詩人を長く冷遇し、学士院への道も遅らせた。
一致点は、実務で切る側と、義理と詩で応える側。ESTJから見れば時間の無駄で、INFPから見れば魂の話。
恋愛・同居・仕事・家族、場面ごとの噛み合い
会話こちらは結論と手段、相手は感覚と気配。INFPの長い話を、ESTJは盗まれた時間として数えています。
恋愛理想に見えた最初の数か月と、同居後は別物だと知っておくと保ちます。
同居義務と権利の配分を、書いて決めてください。
仕事ESTJが実務、INFPが着想と検証。INFPに実務を頼まない。
家族疲れる口論と、突然の優しさ。この交互に慣れると、冷たさが見えなくなります。
続けるなら
- お金は、分けて持つ
- 頼んだ買い物が別の物になって返ってくる関係です。
- 「みんなが」を、確かめる
- 心配の形をした言葉を疑ったほうがいい。
- 離れる選択を、失敗と考えない
- 時間と義務の奪い合いのあとに距離を取ると、たいてい安堵が来ます。
この二人に、おすすめ
- 出会い方 ── 公の場で、短く
- いちばん惹かれて、近づくほど加減が要る関係です。出会いは強い。だから最初は、時間を区切れる場所で。
- アプローチ ── 距離の取り方を、先に決める
- 惹かれたまま突っ込むと、痛い場所に触れます。会う頻度、話さない話題、帰る時間。先に決めておくと、長く続く二人です。
- デート ── 短くて、良い場所
- 三時間まで。良い店、良い景色、それで帰る。長引かせないことが、この二人のデートの技術です。
- プレゼント ── ESTJには気持ち、INFPには決めて、連れていくこと
- ESTJへ: 手紙、手作り、言葉。ESTJが自分では出さないものです。
INFPへ: 物より、日程を決めて連れ出すこと。INFPが待っているのは押してくれる力です。
PRこの関係に、ひとつ
強く惹かれて近づくほど加減が要る関係なので、加減のための道具を。
よく聞かれること
- 相性がいいと書いてあるサイトを見ました
- 一致数方式では高めに出ます。
- INFPが頼んだものと違うものを買ってきます
- 観察されている行動です。理由も用意されています。
- 二人で困難を乗り越えられますか
- そこがこの関係のいちばん弱いところです。外に支えを置いてください。
- ESTJとINFPの恋愛の相性は?
- 理想に見えた最初の数か月と、同居後は別物だと知っておくと保ちます。 くわしくは「恋愛・同居・仕事・家族、場面ごとの噛み合い」と「続けるなら」の節に。
- ESTJとINFPは仕事で合う?
- ESTJが実務、INFPが着想と検証。INFPに実務を頼まない。 くわしくは「恋愛・同居・仕事・家族、場面ごとの噛み合い」と「続けるなら」の節に。
この組み合わせは、16の関係のうち 葛藤 にあたります。関係そのものの成り立ちや、ほかの関係との見分け方は関係ページに書いています。
二人のモデルA ── どこが、どこと話しているか
左がESTJ、右がINFP。それぞれ8つの要素をどの位置に置いているかを並べ、同じ要素どうしを線で結んでいます。線の両端の位置が、この関係で何が起きるかを決めます。
線は、同じ要素がもう一人のどの位置にあるかを結んでいます。1・2(強い)3(役割)4(脆弱)5・6(求める)7・8(できるが関心がない)
1 → 4TeESTJの1「主導」Te(外向論理)は、INFPでは4「脆弱」の位置。ESTJが普通にやっていることが、INFPの痛いところに当たる。悪気なく圧になる。
2 → 3SiESTJの2「創造」Si(内向感覚)は、INFPでは3「役割」の位置。ESTJが普通にやっていることが、INFPの痛いところに当たる。悪気なく圧になる。
3 → 2FeESTJの3「役割」Fe(外向倫理)は、INFPでは2「創造」の位置。INFPが主導する場所が、ESTJの弱いところ。ESTJは見透かされる感じを持つ。
4 → 1NiESTJの4「脆弱」Ni(内向直観)は、INFPでは1「主導」の位置。INFPが主導する場所が、ESTJの弱いところ。ESTJは見透かされる感じを持つ。
5 → 8FiESTJの5「暗示」Fi(内向倫理)は、INFPでは8「実証」の位置。INFPは出せるが出す気がない。ESTJが言葉にして頼めば出てくる。
6 → 7NeESTJの6「動員」Ne(外向直観)は、INFPでは7「無視」の位置。INFPは出せるが出す気がない。ESTJが言葉にして頼めば出てくる。
7 → 6TiESTJの7「無視」Ti(内向論理)は、INFPでは6「動員」の位置。INFPが欲しいものをESTJは持っている。ただしESTJは気づかない。求められて初めて出す。
8 → 5SeESTJの8「実証」Se(外向感覚)は、INFPでは5「暗示」の位置。INFPが欲しいものをESTJは持っている。ただしESTJは気づかない。求められて初めて出す。