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Duality
静かに始まって、手放せなくなる。
Дуальность / 16の関係のひとつ
いちばん噛み合う関係です。はじめは静かで、ほとんど何も感じません。ただ、この人の前では無理をしなくてよくなります。時間が経つほど、一緒にいることが自然になっていきます。
DUALITY
01 出会って最初
印象に残りません。強く惹かれることも、身構えることもない。感じの良い人だと思って、その日は終わります。話は続くのに、盛り上がったという記憶が残らない。
この時点で、相手はもうこちらの足りないところを埋めています。ただ、埋まった状態は自覚できません。渇きが消えただけなので、消えたことに気づかない。痛みは意識にのぼりますが、痛みが無いことは意識にのぼりません。
強い引力を探している時期に出会うと、この人はたいてい候補から外れます。だから、あとから思い出される関係でもあります。
02 しばらく経って
会ったあとに消耗しません。翌日も普通に動ける。振り返っても、気を遣った記憶がない。
理由は、疲れることをしていないからです。ほとんどの関係では、相手に合わせて自分の慣れないやり方を少しだけ使っています。しっかりしようとする、気を利かせようとする、盛り上げようとする。自分の苦手な側を、少し演じている。それが積もると消耗になります。
この関係では、それが起きません。こちらが苦手な領域を、相手がまったく苦にせず引き受けているからです。だから、得意なところに立ったままでいられる。格好をつける必要も、無理に整える必要もない。素のままで関係が成立します。
ただ、そのことに本人は気づきません。楽な状態は自覚できないからです。だから「なんとなく楽」としか言えず、人に説明しようとすると平凡な話になります。
この人の前だと、いつもの自分でいられる。あとから振り返って、それが特別なことだったと分かります。
03 長く続くと
特別な相手だという感じが、だんだん薄れていきます。悪い意味ではありません。いることが前提になって、意識に上らなくなる。空気や床みたいな位置に移っていきます。
そのあいだも、片方が苦にしないことを、もう片方が黙って引き受けています。しかもお互い、自分が何を引き受けているのか自覚していません。当たり前にやっているだけなので、貸し借りにもなりません。
相手に何をしてもらっているのか、最後まで言葉にできないこともあります。この関係の価値は、出来事としてではなく、起きなかったことの総量として現れます。
派手なことは何も起きません。ただ、気づけば10年一緒にいた、という形になりやすい関係です。
はじめの印象で判断すると、この関係は取りこぼされます。測る場所を変えると見つかります。
双対だから必ず良い関係になる、ということはありません。この関係が示しているのは、情報のやりとりに無理がないという一点です。
PRこの関係に、ひとつ
時間が経つほど効く関係なので、二人の時間を増やす道具を。
二人の関係そのものが物語の中心になっている作品から選んでいます。
何十年も一緒にいて、お互いが何を引き受けてきたのか、最後まで言葉にならない。起きなかったことの総量だけが残る。
登場人物のタイプを判定したものではありません。この関係の形がよく描かれている例として挙げています。
二人のあいだに起きていることが、そのまま主題になっている曲から選んでいます。
そばにいて、当たり前に支えている側の視点。渡しているものを本人が数えていない。
貸し借りにならない支え方の歌。日常のなかで手間が減っていく関係の音楽版。
歌詞の引用はしていません。曲が扱っている関係の形として挙げています。
例として INTJ と ESFJ を並べます。この関係になる組み合わせはどれも、同じ位置どうしが同じ形で結ばれます(要素の中身が変わるだけです)。
線は、同じ要素がもう一人のどの位置にあるかを結んでいます。1・2(強い)3(役割)4(脆弱)5・6(求める)7・8(できるが関心がない)
双対は対称の関係なので、どちらから見ても同じ形になります。